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長期投資がカギ。資産運用に欠かせない「複利」の仕組みと効果的な運用方法

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「老後2,000万円問題」をはじめとした、お金に関するニュースなどにより、将来のお金に対して不安を覚える方も少なくないでしょう。生命保険や個人年金、学資保険などの保険に加入しているから大丈夫!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、保険に入っているからといって必ずメリットばかりが受けられるというわけではありません。

また、ご自身やご家族の老後やお子さまの学費などのために、これから貯蓄を始めようという方もいますが、投資などの「資産運用」を検討する方も増えてきています。
しかし、無闇に手を出してしまうと損失を出してしまうのでは…というリスクがあるというイメージから、なかなか資産運用を始めることができない方も多いでしょう。
今回は資産運用の利息である「複利」について、仕組みや効果的な運用方法について解説していきます。

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そもそも「複利」とは?

まず、資産運用をする際の利息は「単利」と「複利」の2種類があります。

「単利」とは、預け入れの期間に関わらず元本部分にのみつく利息のことで、「複利」はある一定の期間の預け入れ額に対して”元本+利息”につく利息のことです。

例えば、年利が10%の口座に毎年100万ずつ預ける場合、単利で利息がつくと毎年1万円の利息がつきますが、何年預けても元本のみに利息がつくので、10年預けても利息は変わらず10万円のままです。
複利で利息がつくと、1年目は元本100万円の10%の10万円、2年目は元本+利子=110万の10%、つまり11万円の利息がつく…というように、預けた年数によって利息の額が上がっていくのが特徴です。

 

同じ条件で10年間預金を続けていくと、10年後の資産が大きく変わってきます。

(単利の場合)

1年目:100万円+利息10万円=110万円

2年目:100万円+利息10万円=110万円

10年後の資産総額:1,100万円

(複利の場合)

1年目:100万円+利息10万円=110万円

2年目:110万円+利息11万円=121万円

10年後の資産総額:約1,760万円(千円以下切り捨て)

 

どちらも「利息がつく」という意味では同じかもしれませんが、利息のつく計算方法が違うことや、長期的な資産運用をする場合は資産の支払いに一定の手数料がかかること、手続きが通常の預金口座から引き落とすより煩雑という点が異なります。
そのため、長期的に運用しても問題ないものか、数年後にはまとまった金額で使用予定があるのか…、といったご自身の運用目的などを考慮して、どのように資産運用をしていくのが効果的かを見極めていくことが大切です。

例えば、お子さまの学費でも「義務教育期間中に必要になるお金」と「大学進学の際に必要になるお金」とでは、お金を使うタイミングも、必要となる金額も変動してきます。
ライフプランに合わせて数年後に必要となる義務教育期間中に支払うお金は銀行口座で貯蓄して、当面使用予定のない資産については資産運用をして、複利を活用して資産形成して大学進学の際の学費や、ご自身の老後の蓄えなどに充てていくという方法もあります。

「複利」を効果的にする運用方法は?

上記の通り、預け入れの期間に応じて利息額が変わってくる複利は変動していくので、中長期で資産形成をしていく際に効果的であるといえます。中長期で複利運用していく方法として、下記が挙げられます。

①長期運用の投資

「投資」といっても、運用方法はさまざまです。
ハイリスク・ハイリターンの株やFXなどのイメージが先行しがちですが、投資信託などの長期投資も含まれます。
株式投資などは、日々の市場の動向をみてすぐに結果が出て利益が上がるタイミングを見計らい株を売買する瞬発力が必要です。
しかし長期運用する投資は、投資期間が数年〜十数年の長期間にわたる投資が特徴のため、複利運用をすることで元本が年々上がっていき、その分利息も上がっていくことで資産形成をすることができます。

②再投資型の積み立て投資

長期運用の投資の他に効果的な複利運用としては、投資信託などの積み立て投資で、利益を再投資型にすることです。
投資信託などの金融商品は、利益を「受取型」と「再投資型」に設定することができます。
「受取型」は、投資で出た利益(分配金)を換金してお金を受け取ることができるシステム。
一方「再投資型」は、利益を再び投資して運用していくシステムです。

少しずつでも利益を受け取って、資産形成以外にも活用したいという方は「受取型」がおすすめ。
また、時間がかかっても資産を増やしていきたいと考えている方は、複利効果を受けられる「再投資型」の積み立て投資で、じっくり資産形成していくのも良いでしょう。

近年では小額から始められる投資信託や、ロボアドバイザーなど自動で資産運用する金融商品もあるため、積み立て型投資は比較的に初心者でも始めやすい投資となりつつあります。
また取引手数料が小額のものや、手数料が無料で再投資できる金融商品もあるため、必要ないコストをかけずに効果的に利益をあげられる可能性もあるでしょう。

運用するにあたり気をつけておくこと

複利効果を活用して長期運用や積み立て型投資をおこなうと、少しずつコツコツと利益があげられるメリットもあります。
しかしどんな形にもかかわらず、投資にリスクは付きものです。長期運用や積み立て投資のリスクとしては、下記が挙げられます。

①資産が長期間拘束される

長期運用や積み立て型投資は、「お金を育てていく」とイメージするとわかりやすいのですが、短期間で利益が上がるものではありません。
時間をかけて少しずつ利益をあげていくため、その期間は資産を預ける必要があり、短期的に結果を出したい場合は複利効果を出すのが難しいといえます。
また、利益を引き出す際には手数料や手続きが必要となるので、せっかく利益が出ても頻繁に引き出すと資産になりにくくなります。

②元本割れの可能性がある

長期運用や積み立て型投資をする際には、投資した分が必ず戻ってくるという保証がされているわけではありません。
株やFXより利益や損失額に振り回されることはないのですが、社会情勢の変動により市場の価格変動が起こった場合、株やFXのような投資と同様に元本割れするリスクがあります。

これらのリスクを少しでも軽減させるために、資産の運用方法や購入する商品を一つに絞るのではなく、いくつかの方法で資産運用したり、始めるタイミングを少しずつずらしていく「分散投資」という形を取るのも選択肢に挙げられます。

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長期運用での「複利効果」を活用して、かしこい資産形成を!

投資初心者の方でも、長期運用や積み立て投資などを活用して、うまく資産形成を目指すことができます。
しかしライフプランや運用目的、現在の資産状況などにより、最適な資産運用・資産形成の方法は変わってきます。
まずはご自身で現在の資産状況を把握した上で、今後のお子さまの成長や老後に向けての貯蓄などを踏まえ、将来を設計してみましょう。ご自身での判断が不安な場合は、ファイナンシャルプランナーなどの「お金のプロ」に相談をしながら、どの資産形成をしたら良いのかを判断していくことが重要です。

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この記事の監修者

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村松 寛太

1987年、富山県富山市生まれ。
大学進学と共に上京し、就職と共に地元北陸に戻る。
両親の死をキッカケに自身の人生を考え、会社員時代に7つの収入源を獲得する。 27歳で独立後、個人事業主として自律した社会人を増やすべく活動。
32歳でTRUST company株式会社を設立。

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