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30歳の貯金の平均額・中央額は?貯蓄を増やすためにできること

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「アラサー」を意識して、実際に30歳を超えてみると自分の将来について考えることがあります。
仕事のこと、プライベートのこと、そしてお金のこと。
今まではどうにか暮らしていけたとしても、5年後10年後を想像すると不安と恐怖がこみ上げてきます。
「他の人はどうしているのか?」つい比較したくなりますよね。

そこでこの記事では30代単身者の平均貯金額と、貯金額の中央値、理想の貯金額や取るべき行動についてお伝えしていきます。
重要なことは、平均値や中央値がどうであれ自分がすべきことを行動することです。
後半には貯金を継続するコツも紹介していきますので、現在貯金が少なくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

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4割が貯金ゼロ!?

2018年に金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」によると、
30代単身者平均貯金額が317万円中央値が40万円だそうです。
なぜ平均値と中央値にこれだけ差が出るかというと、年収は一部の富裕層に数字が引っ張られるからです。
学校のテストだと0点から100点の間に収まりますが、年収では0円から100万円、500万円、1000万円・・・と数字に開きが出ます。
中央値は金額ではなく調査人数の中央を取った値ですから、
世間の貯金額事情を把握する場合は平均値よりも中央値の方が実情に近いと言えます。

同じ調査によると30代の単身者で貯金ゼロの人が39.7%いるそうです。
約4割の人が「ほとんど貯金していない」という驚きの結果が出ています。
また、平均貯金額は317万円ですが、貯金額が300万円以上の人は全体の28.9%なので、
平均以上の貯金ができている人は3割にも満たないということです。

この結果を見て「みんながやってないならいいや。」と安心するのは良くないです。
早めに対策をして少しずつ貯められるようにしていきましょう。

理想はどれくらい貯金があるといい?

理想の貯金額については「人による」が正解。
いくら必要でいくら貯まっていてほしいか計画を立てることが大切です。
毎月の費用を洗い出して、毎月どれくらい出ていっているかをしっかり把握し、
収入が突然途絶えたとして何ヶ月生活できるのか計算してみましょう。

 

単身者であれば生活費の6ヶ月分を貯金しておくことが理想と言われています。
総務省による2019年の「家計調査」によると単身者の毎月の平均支出額は約16万5000円なので、
まずは約100万円貯めることを1つの区切りとしても良いでしょう。
半年間生活できるだけの貯金があればもしものときにも対応しやすくなります。
この金額だけでも最優先で準備していきましょう。

 

老後の資金を考えると「60歳になるまでに2000万円」も目安になります。
これは現金にこだわる必要はなく、6ヶ月分の貯金が貯まった後は株や投資信託などの資産を選んでも構いません。

30代であれば年収の1~2倍40代で3倍50代で5倍を目標にして貯めていくと良いでしょう。
もちろん簡単なことではないのでうまく工夫しながら貯金していく必要があります。

今から貯蓄するには、何から始めたら良い?

平均値や中央値で一喜一憂する必要はありません。
環境によって各々ができることは異なりますから、自分ができる範囲で少しずつ始めることが重要です。
月1万円しか貯金できないとしてもそれを確実に実行していきましょう。

 

毎月確実に貯金していくためにも、毎月の収支をしっかり把握しましょう。
収入や支出だけでなく資産や負債、保険なども含めてお金の流れをチェックすることが大切です。
もし費用などで削れるところがあれば削って、生活を圧迫しないライフプランを組み立てましょう。
スマホ代や保険料などの固定費を見直すと長期的なコストダウンになるのでおすすめです。

将来の資金を貯める方法として、「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を利用するのも有効です。
少額から始められる資産運用で、一部非課税になるなどメリットも大きいです。
ただしデメリットもありますから現状把握した上で慎重に決めていきたいです。

また、借金などの負債を抱えている場合や忙しくて対応が難しい場合など、
自分だけでは解決が難しいのであればファイナンシャルプランナーなどの力を借りるのも手です。
問題とやるべきことがクリアになるだけでも実行しやすさが変わりますからお悩みの方は訪ねてみてください。

 

30代に入ると結婚、子どもの出産・養育など様々なライフイベントが訪れる可能性があります。
それぞれのイベントで多額の費用が必要になるので、早い時期から貯金をしておきましょう。
確実に将来の資金を用意しておきたいのであれば、目的に合わせてコツコツと貯められるようプランを立てて、
無理ない資産運用を実行することをおすすめします。
できる限り良い効果を得られるように、長い時間をかけて資産運用していくのが良いでしょう。

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最後に、資産運用LABOではお金のため方や資産運用など、お金に関するセミナーやイベントを定期的に行っています。
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もっと深く勉強していくことで新しい気づきが得られるはずです。
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この記事の監修者

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村松 寛太

1987年、富山県富山市生まれ。
大学進学と共に上京し、就職と共に地元北陸に戻る。
両親の死をキッカケに自身の人生を考え、会社員時代に7つの収入源を獲得する。 27歳で独立後、個人事業主として自律した社会人を増やすべく活動。
32歳でTRUST company株式会社を設立。

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