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「借りる額」と「返せる額」は違う?住宅ローンの返済額の目安を知ろう

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どんな家を建てようか、どんな家を買おうか…家を購入するときは夢が膨らみますよね。
ですが、現実問題にも目を向けなければいけません。
そう、お金の問題です。多くの人は住宅ローンを組んで住宅を購入します。
今現在、自分たちがどれくらいのお金を借りることができるのか、
余裕を持った返済ができるように設定するにはどうしたらいいのかを解説していきます。

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住宅ローンの借入可能額は年収の何倍まで? 

一般的に住宅ローンは年収の5倍までといわれますが、借りる人の条件によって大きく変わります。
借入をする年齢や安定した職業かどうかなどもローンの金額に影響します。

家を買うと、固定資産税や修繕費など、賃貸のときとは異なり大きなお金がかかります。
そういったお金がかかることも考えて、月々の返済額を考える必要があるでしょう。
何歳までに返済を完了したいのかによっても、いくらまでの借入ができるのかが変わってきます。

金融機関のサイトなどでローンのシミュレーションが簡単にできます。
一度夫婦で試してみてはいかがでしょうか。

借入可能額=返済能力ではない! 

ローン相談で金融機関に訪れると、驚くほど高額なローンが組めるといわれることがあります。
最近では50年ローンという超長期ローンも登場しており、借入時間が長ければ長いほど多額のローンを組むことができるのです。

けれど、定年後の収入のあてがなかったり、十分な老後資金がない場合に超長期ローンを組むことは危険も伴います。

また、借入限度いっぱいに組んでしまうと月々の返済が重くのしかかり、毎月節約して暮らす事態になることも。
つまり、必ずしも『借入可能額=返済能力』ではなのです。
自分の返済能力に見合った住宅ローンを組むようにしましょう。

住宅ローンの返済額の目安 

今の暮らしを維持したまま家を持つためには、現状の家庭でのお金の流れを把握することが大切です。

・月々の生活費がいくらかかっているのか

・毎月の貯金額

・車の購入や旅行など大きなお金を使う予定と希望頻度

上記を、簡単でもいいので書き出してみましょう。
すると家にかけられる金額がおのずと出てきます。

さらに固定資産税家の修繕費もかかってくるため、上記の金額から計算した金額よりも少し低めに設定するとよいでしょう。

住宅ローンの金利には主に変動と固定の2種類ある 

住宅ローンを借り入れると、必ずついてくるのが金利。
金利には固定と変動の2種類があり、固定は借入ている間はずっと金利が同じ、
変動は半年ごとなど一定の期間ごとに金利の見直しがあり金額が変わります。

どちらもメリット・デメリットがあり、一概にどちらの方がよいとは言い切れません。
ライフシミュレーションをして、自身のご家庭にとってどちらが最適かを考えてみてください。

固定のメリット

・金利が変わらないので返済金額が見通せる

・金利が上昇してもずっと低金利のまま返済ができる

固定のデメリット

・変動金利に比べて金利が高めに設定されている

・今後低金利が長く続くと、変動金利よりも支払う総額が高くなる

変動のメリット

・固定に比べて金利が安い

・今後金利が上昇しない場合、低金利でずっと返済ができる

変動のデメリット

・将来的に金利が上昇する可能性がある

・金利が上昇するとローンの総額が増えて返済が難しくなることがある

 

また、借入当初の数年間は固定で、その後変動となる「固定期間選択型」もあります。
固定と変動を組み合わせたミックスローンを選ぶメリットは、定めた期間中は固定の安心感を得られ、
その後
変動の金利の低さを得られる可能性があることです。
ただ、複数のローンを組むことになるので手間がかかることがあります。
仕事や家計の見通しによって選択肢として加えるとよいでしょう。

どの返済方法にもメリットとデメリットがあり、どの方法がもっとも最終金額が安くなるのかは誰にも分かりません。
そのため、自分にとってストレスのない返済方法を選ぶことが大切です。

住宅ローンを借りる金融機関の選び方 

住宅ローンを借りるには、金融機関を選ぶ必要があります。
現在はメガバンクから地銀・信金、ネット銀行までさまざまな選択肢があります。
それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

メガバンクのメリット

・返済計画を対面で相談しながら考えることができる

・ローンの審査が早い

メガバンクのデメリット

・ローンの審査が厳しい

・ネット銀行と比べると金利が高い

地銀や信金のメリット

・比較的柔軟にローンの審査をしてくれる

・書類の準備や申込手続きを相談しながら進められる

地銀や信金のデリット

・ネット銀行と比べると金利が高い

・金利を安くできる優遇金利には適用条件がある

ネット銀行のメリット

・金利がメガバンクや地銀に比べて安い

・ネットだけで手続きができる銀行もあり、店舗に出向く必要がない

ネット銀行のデメリット

・対面で相談できる場所が少ないので、書類作成は自力で行う必要がある

・ローンの審査が厳しい

・返済が滞った時など融通が効かない

 

自分でローンの書類を作成したり、返済方法の決定を下すことに不安のある方は、
対面で相談ができるメガバンク地銀・信金を選ぶと安心でしょう。

反対に、ある程度自分でローンについて調べて知識があり、
とにかく安く済ませたいという方ネット銀行を選ぶと満足度が高いです。

住宅ローンはこれから長く付き合っていくもの。
安さだけでなく、他の条件も加味しながらじっくりと選ぶようにしましょう。
また、条件によっては審査が通らないこともあるため、
複数の銀行に仮審査を申請してみてから考えてみるのも手です。

住宅ローンを借りる際の流れ 

住宅ローンを借りるには、まず貸してくれる銀行を探すことから始めます。
どこの銀行も住宅ローンを申請する前に仮審査を課しています。
この仮審査に受からないと、本審査を受けることはできません。
仮とはいえ、源泉徴収票や確定申告書など収入を証明できる書類が必要になるので、書類提出の際に忘れないようにしましょう。

仮審査が通り、契約したい金融機関が決まったら本審査に進みます。
本審査では、収入のほかに勤続年数や雇用状況、健康状態などさまざまな角度から返済能力に関するチェックをされます。
無事に審査が通ると契約書を交わし、融資が開始されます。

住宅ローンを借りる際の注意点 

住宅ローンの審査には落ちてしまうこともあります。
金融機関ごとに審査基準が違い、それぞれの明確な基準は明かされていません。

落ちてしまった場合は、収入に対して借り入れしたい金額が高すぎていたり、
希望している物件が身の丈に合っていないのかもしれません。
もう少し金額を抑えて探すのも手です。

他にも、以前にカードの支払いを滞納していたなど、お金の支払いに対する問題がある場合も落ちることがあります。
不安な方は、個人情報センターに自分の金融履歴を開示して確認してもらいましょう。
過去の履歴を見て原因が見つかるかもしれません。
もし問題が見つかった場合も大丈夫。
履歴は時間がたつと更新されるので、原因となる情報が消えるまで待てば審査が通りやすくなるでしょう。

余裕を持った返済計画を

家を買うのはゴールではなく、その家で暮らす人生のスタートです。
家は買ったけれど生活がカツカツで楽しくない…なんてことにならないように、
しっかりと返せる額のローンを組んで新生活を楽しみましょう。

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この記事の監修者

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村松 寛太

1987年、富山県富山市生まれ。
大学進学と共に上京し、就職と共に地元北陸に戻る。
両親の死をキッカケに自身の人生を考え、会社員時代に7つの収入源を獲得する。 27歳で独立後、個人事業主として自律した社会人を増やすべく活動。
32歳でTRUST company株式会社を設立。

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