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学資保険は本当に必要?必要な人と加入の際に注意すべき点を紹介

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学資保険とは、教育資金を準備するために行う貯蓄型の保険です。
決まった日に決まった金額が引き落とされる学資保険は、貯蓄が苦手な人に効果的です。

一方で、元本割れをはじめとするいくつかのリスクもあります。
本記事では、学資保険の目的やメリット・デメリット、必要性を確かめる方法や、加入の際に注意すべき点を解説します。

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学資保険に入る目的とは 

学資保険の主な目的として「学資の捻出」「医療保障」があります。
「学資の捻出」とは、皆さんご存じであろう「教育費」のことです。
後述しますが、幼稚園から大学まで進学するにあたり、大きく見積もると数千万円の費用が必要
公立・私立、自宅通学か下宿先からの通学かにより異なりますが、大きな負担になることは間違いありません。
学資保険に加入すると、毎月保険料を支払う代わりに加入時に決めたタイミングで保険金を受け取ることができます。

次に「医療保障」です。成人に比べて病気のリスクは少ないとはいえ、子供も病気や事故により入院や手術を受けることがあります。
公的医療保険が充実している日本であっても、場合によっては高額の費用負担が発生することも。
こうした事態に備えて、学資保険には医療保険特約を付加できます。
こうした特約を付加しておけば、万が一の際にも手厚い治療を受けることができるでしょう。

子供の学費は、いつまでにいくら必要か

漠然と将来の支出に怯えても、解決策は導き出せません。
学資保険の加入を検討する前に、まず子供の学費がどの程度かかるのか理解することが重要です。
文部科学省の「平成30年度学校基本調査 」によれば、下記のようなルートを辿るケースが多いようです。


私立幼稚園
     


国公立小学校


国公立中学校


国公立高等学校


私立大学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記のルートをもとに学費を算出すると、

私立幼稚園 約144万円
国公立小学校6年間 約193万円
国公立中学校3年間 約143万円
国公立高等学校3年間 約135万円
私立大学 約457万円

合わせて約1,100万円の学費がかかるといえます。中学・高校と私立になった場合はさらに学費が上乗せされます。
1,100万円と聞くと、「心配だから学資保険に加入しよう」と思われる方もいるかもしれません。

ただ注意点として、これらは長期間に渡って負担していくということ。
今現在お金がないからといって学資保険が必要なわけではないのです。
適切なタイミングで適切な額を用意できることが重要です。
子供の学費で一番負担が大きいとされている時期が大学4年間。
大学入学のタイミングで400万円ほど捻出できれば問題ないといえるでしょう。
もちろん家庭によって、学習塾に通わせたり私立に行かせたいなど事情は異なるため絶対ではありませんが、おおむねこの通りになります。

学資保険のメリット 

教育費の総額をおおむね掴んだところで学資保険の具体的なメリットを紹介します。

確実にお金を貯めることができる

学資保険は保険なので、毎月決まった保険料が口座から引き落とされます。
半強制的にお金が引き落とされるため、貯金することが苦手な人には良い方法でしょう。
また保険料は、解約するか満期になる以外で返ってくることがないため、貯めておいたお金を別の用途に使ってしまうことが起こりにくいです。

貯金よりもお金が増える可能性もある

返戻率の高い保険に加入することで、貯金した金額よりも多くの金額を受け取れる可能性も。
日本は長きにわたり、超低金利時代が続いています。
そのため、銀行口座に預金していても大きく増えることは考えにくいです。
学資保険では、保険の種類にはよりますが、増えることも期待できます。

両親に万が一のことがあった時も対応できる

学資保険の特徴として、払込免除があります。
契約者(両親など)が亡くなったり、高度障害を負った際に、支払いが免除され満期時に予定通りの保険金を受け取る特約がつけられます。
万が一のことが起きても金額が受け取れる点はメリットでしょう。

税制面でもメリットがある

学資保険は生命保険料控除の対象となり、課税所得を減らすことが可能です。
結果的に普通に貯蓄するよりも税金が安くなります
また保険金を受け取る際も、契約形態によるものの税金がかかりにくい方法で受け取りが可能です。

学資保険のデメリット ・リスク

次にデメリットやリスクについて解説します。

途中解約によって元本割れの可能性がある

学資保険の支払いが難しくなって途中解約する場合、支払った保険料よりも解約返戻金が少なくなる「元本割れ」のリスクがあります。
契約してから間もない解約ほど注意が必要です。
契約するときは長期的な見通しを立てて、支払いが継続できる金額なのか熟考する必要があるでしょう。

インフレリスク

学資保険は契約時の利率固定が一般的。
そのため受け取り時に物価が上がっていたとしても、受取金額は契約時に定めた額のままです。

満期を迎えた場合でも元本割れすることも

学資保険に限らず保険の類には、貯蓄性が高いものと保障性の高いものがあります。
療保障を充実させた学資保険は保障性が高い代わりに、満期の返戻率が100%を超えないことも珍しくありません。
貯蓄性と保障性、どれを求めるのか考えたうえで契約する必要があります。

保険会社が倒産したときに全額保護されない

各種保険におけるリスクの1つとして保険会社の倒産が挙げられます。
銀行は元本1,000万円とその利息は全額補償の対象ですが、保険会社は全額補償ではありません
生命保険契約者保護機構によって一定額は保護されるものの、保険会社の状況によっては保険料が大きく失われます。

また破綻した保険会社から契約を別の保険会社に受け継いだとしても、予定利率が引き下げられることも。
当然、満期で受け取る保険金は少なくなります。

学資保険が必要な人と不要な人 

学費の総額とメリット・デメリットを見た中で、学資保険が必要な人とそうでない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
具体的に紹介します。

学資保険が必要な人

まず挙げられるのは、計画的な貯蓄が苦手な人

学資保険は決まったタイミングで決まった額が口座から引き落とされます。
否が応でも毎月お金を準備する必要があるため、計画的に貯蓄することが苦手な人はこの強制力が効果を発揮します。
また万が一に備えて資金準備したい方も学資保険が必要といえます。
契約者の死亡や高度障害を受けるなどがあった際に、払込免除特約のある学資保険であれば支払いが免除されます。
確実に貯金でお金を貯めたいという人には安心の内容です。貯蓄だけでなく万一にも備えたい方には必要でしょう。

学資保険が不要な人

まず資金が十分にある人は不要といえます。
一般的に保険とは、将来のリスクに備えるもの。
そのため将来にかかる費用に対して、見通しが立っているのであれば不要といえます。
また貯金をコツコツできる人も不要です。

学資保険のメリットは、毎月決まった日に決まった金額が引き落とされることで、確実に資金準備できる点にあります。
そのため元々貯蓄することが得意な方は、保険に入る必要はありません。

さらに自由に資金を運用したい方も不向きです。
学資保険は固定金利で、一度契約すると基本的には自由に引き出すことができません。

そのため景気や経済の変化によって、有利な金融商品に乗り換えることが難しくなります。
株式投資や資産運用などを効果的に使い、自分で運用していきたいと考えている方は、自由度の面で学資保険は不要といえます。

学資保険に入る際に考えるべき点と注意すべき点

子供の将来のために学資保険に入っておきたい。そう考えるのが親心でしょう。
ただデメリットもあるため、しっかり検討したうえで加入するか決めることが重要です。

まずは満期をみましょう。大学進学時など適切な時期に受け取れなければ意味がありません。
特に近年では、AO入試や推薦入試など通常よりも早く進路が決まる場合があるため、早めに受け取るように調節したほうがよいです。
途中解約となると返戻率が著しく低下し、損してしまうため計画的に行いましょう。
保障特約の付加についても考える必要があります。こちらも保障をつけるほど返戻率は下がります。
貯蓄を目的とするのか、保障を目的とするのか検討したうえで、加入を決めましょう。

最後に、学資保険だけに頼りすぎるのは良策とはいえません。
元本割れのリスク返戻率が低いなど、注意すべき点も多々あります。
近年では「つみたてNISA」を含む、初心者でも簡単に始められる資産運用手法も登場しています。
これらも検討しつつ、本当に加入が必要なのか検討しましょう。

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この記事の監修者

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村松 寛太

1987年、富山県富山市生まれ。
大学進学と共に上京し、就職と共に地元北陸に戻る。
両親の死をキッカケに自身の人生を考え、会社員時代に7つの収入源を獲得する。 27歳で独立後、個人事業主として自律した社会人を増やすべく活動。
32歳でTRUST company株式会社を設立。

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