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貯蓄はどれがオススメ?確実に貯まる方法を伝授

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30代単身者約4割が貯金ゼロという衝撃のデータをご存知でしょうか?
十分に貯蓄できている人は想像よりも少なく、高齢化や健康寿命の延伸等も相まって不安が募るばかりです。
さらに2020年からのCOVID-19の脅威は多くの企業や店舗に経済的ダメージを与え、いつどの企業がリストラ・倒産になるかわかりません。時代の煽りを受け、貯蓄や資産運用はさらに重要性を増しています。
まさに「現代社会を生き残るための手段」と言っても過言ではありません。

まだ貯蓄を始めていない方、なかなか継続できていない方は、1日でも早くスタートしましょう。
貯蓄は将来の自分や大切な人のために行うものです。5年後、10年後、20年後が今よりも楽しく充実して暮らせるよう、確実に実践していきましょう。

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なぜ貯蓄がうまくいかないのか?

年収が高ければ貯蓄できるわけではありません。いくら収入があってもそれ以上に支出していれば当然赤字になります。
ここではお金がなかなか貯まらない人の傾向をご紹介していきます。貯蓄を頑張っているつもりなのに結果が出ていない人も、もしかしたら該当している場合があるので思い当たるところがあれば改善していきましょう。

節約ばかりに気を取られすぎている

貯蓄方法の定番かつ鉄板が節約です。
もちろん節約は有効な貯蓄手段なのでぜひ実践していただきたいのですが、挫折しやすくストレスが溜まりやすい傾向があります。
続かなければ当然貯蓄は増えませんし、溜まりすぎたストレスで体や心が壊れてしまえば診察代や薬代、入院費用などの医療費が増加する可能性があります。働けなくなると収入源もなくなってしまいますから日々の生活にも支障をきたす恐れがあります。

よくある作戦ミスが、生活費や食費などの変動費だけを絞って節約する作戦です。お金が貯まらない人の多くがこの間違いを犯しており、大きなストレスを残して挫折することになります。

貯蓄は無理なく続けやすい形で実践することが大切
お金を貯めることに喜びや楽しみが感じられるよう意識をして、健康的な生活を維持しながら貯蓄していきましょう。
健康でいれば働ける年数も増やせますから老後の不安も軽減できます。健康であることが一番の貯蓄術だと思ってください。

自分や家族が何にお金を使っているかわからない

夫婦や家族の場合、自分の収支だけでなく相手の収支にも気を配る必要があります。

共働きで各々でお財布を管理している場合によくある事例です。
「貯めてくれているだろう。」とお互いにタカをくくってしまい、気づけばほとんど貯蓄されていなかった!というケースは多々あります。

最近はネットショッピングやオンライン決済が日常化しているため、相手の利用状況を把握しづらくなっています。
スマホやパソコンを使用した決済はお金を使っている感覚が希薄になりがちで、子どもがゲーム課金のしくみをわからずに課金を繰り返してしまい多額の請求が来てしまう・・・なんてことも珍しくありません。
月額のサブスクリプションサービスも複数利用するとそれなりの負担になり、知らずしらずのうちに大きな負担を抱えている可能性があります。

貯蓄額を確実に増やしていきたいのであれば、丁寧なコミュニケーションを重ねて隠し事を減らし、家族間で足並みを揃えていきましょう。

継続できていない

「自分に根気がないからだ。」「飽き性だからなあ・・・。」と性格を言い訳にする方は多いですが、根本の原因は性格よりも手段の問題です。実際に貯蓄がなかなか続かない人は継続しにくい手段を選んでしまっている傾向があります。

たとえば先述した変動費の節約は毎月気をつけなければいけません。
今月頑張って節約してもゴールにはならず、目標金額達成まで切り詰めた生活を強いられることになります。

また、家族の1人だけが貯蓄を頑張っているのも成功しづらいパターンです。
1人だけで頑張ろうとするとストレスが溜まりやすく、家族が協力的でなければイライラをぶつけたくなってしまいトラブルに発展するかもしれません。妻が頑張って貯蓄していても、夫や子どもたちが散財していれば貯蓄額はなかなか増えません。
家族みんなで頑張れるしくみを導入できれば毎月の貯蓄額を増やせるようになりますし、励まし合えるので継続しやすくなります。

貯蓄を成功させるためには、継続しやすい環境を整備することも重要です。

しっかり貯蓄するコツ

確実に貯蓄していくためには、気合いや根性で続けようとするのではなく、計画的で楽しいプランを実行していきましょう。
貯蓄が習慣になり、極論を言うと貯蓄が趣味になっていけば難しくなくなっていきます。できる限りストレスなく貯蓄できる方法を実践していきましょう。

毎月の収支を把握する

まずは毎月の収支を確認することから始めましょう。食費や生活費だけでなくスマホ代や保険料などの固定費も洗い出してお金の流れを確認しましょう。家計簿やアプリを活用すれば収支の確認もスムーズです。
→家計簿の作成方法についてはこちらの記事もご覧ください。

何にいくら使ったのかをハッキリさせれば、無駄な支出も明確になるので節約意識が高まり、貯蓄に回せるお金を増やせるようになります。

まずはレシートをノートに貼り付けるだけでも構いません。細かい計算は週末などにまとめてやっても問題ありません。
毎日家計簿をキレイに作ることが目的ではなく、あくまでお金の流れを把握して貯蓄することが目的です。
お金の管理は少しでも楽に、続けられる工夫をしていきましょう。

家計簿をいちいち作成するのは面倒・・・という方はキャッシュレス決済を利用していきましょう。
クレジットカードや電子マネー、スマホ決済などを利用すると、何にいくら使ったか決済履歴が残ります。
家計管理アプリと紐付けられるものもあり、手間なく収入と支出を管理できます。

モノを買う判断基準を決める

「ポイントが貯まるから」「割引だから」ついつい買ってしまっていませんか?
セールや特売で安くなっていたとしても、必要でないものなら買わない方が支出を抑えられるはずです。
本当に買う必要があるか?」を購入前に常に自分に問いかけて、不要なものは割引されていても手を出さないようにしましょう。

お金をかけないもの・お金をかけたいものを分けることも大切です。たとえば教育費や子育ての費用はしっかり使いたいこともあるはずです。全自動洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機、掃除ロボットなどを導入すると作業効率が上がり、毎日の生活にゆとりが生まれます。
時間に余裕ができればパート・アルバイトや副業にチャレンジできるかもしれません。
できる限り心を消耗しないことが貯蓄を長く続ける秘訣です。

貯まりやすいしくみを利用する

生活用の銀行口座と貯蓄用の銀行口座は分けていますか?
お財布で貯金しようとする人は少ないと思いますが、銀行口座だと使うお金・貯めるお金の線引きができていない人がいます。
同じ銀行口座で貯蓄しようとすると使いたくなってしまうのでハイリスクです。
生活用の銀行口座(お財布)と貯蓄用の銀行口座(貯金箱)という風に、役割に合わせて銀行口座を使い分けるようにしましょう。

ついつい使ってしまう浪費癖のある方は、自分の意思に関わらず勝手に貯まるしくみをうまく利用しましょう。
オススメは「先取り貯蓄」です。生活費の余りを貯蓄に回そうとするのではなく、先に毎月の給料から貯蓄分を分けておく方法です。
先取り貯蓄なら毎月決まった額を貯蓄でき、残りの金額で生活しなければならないため自然と節約意識が生まれます。
余裕ができればそれも貯蓄に回してもいいですし、ほんのちょっとの贅沢もできます。
確実に貯蓄でき、心のゆとりも確保しやすい貯蓄方法です。
この後ご紹介する方法は先取り貯蓄を実践できる方法でもあるので、ぜひ検討してみてください。

資産を増やすオススメの方法

ここからは貯蓄を確実に継続し、資産を増やすためのオススメ方法をご紹介します。
最初に手続きしてしまえば手間なく勝手に貯蓄できるしくみなので、継続しやすいメリットがあります。
運用益などが非課税になるものもあり、コツコツ資産を増やしたい方にもオススメの方法です。

積立定期預金

積立定期預金は毎月決まった日に、決まった額を積立口座に積み立てる預金です。
日にちと金額は自分で指定でき、ボーナスの際に預入額を増額できるので、無理なくコツコツ続けられます。
細かいサービス内容は銀行によって異なるので、詳しくはお使いの銀行の公式ホームページをご覧ください。

つみたてNISA

少額投資非課税制度という税制優遇制度です。長期でじっくり運用したいなら「つみたてNISA」を始めましょう。
毎月1000円から投資可能で、上限の33,333円、年間上限40万円の範囲内で運用していく制度です。
大きなメリットは投資で得た利益が非課税になること。運用益をさらに積み立てることで長期的には大きな資金を積み立てられるようになります。少額から毎月コツコツ資産を増やしたい方にオススメです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

老後資金を貯めたい方は個人型確定拠出年金(iDeCo)がオススメです。
他の年金制度と異なり、自分が拠出した掛け金を自分で運用して資産を作ります。
iDeCoの大きなメリットは所得控除などの税制優遇があることです。
将来のための積立をしながら節税できるので、今の家計の助けにもなります。
ただし、年金制度の1つなので原則60歳以降にしか受け取れず、中途解約もできません。
掛け金の変更も年に1回が限度になるので、無理のない金額から始めるようにしましょう。

財形貯蓄

正式名称を「勤務者財産形成貯蓄制度」と呼び、勤労者(サラリーマン)が給与やボーナスから天引きして貯蓄する貯蓄制度です。
先取り貯蓄になるので確実に貯められます。一般財形・財形住宅・財形年金の3種類あり、目的に応じて選べます。
財形貯蓄は目的以外の理由でも引き出せるので、病気や介護など急にお金が必要になった時に助けになります。
利率が低く運用益はあまり見込めませんが、その分リスクも少ないので、投資は不安だが確実に資金を蓄えたい方にオススメです。
ただし、財形貯蓄制度を用意している会社は限られるため、利用できるかどうか確かめてから始めましょう。

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家族の将来のための資金形成。「預金」と「投資」どちらを選ぶべき?

貯蓄をするなら継続しやすい方法を選ぶこと

貯蓄がなかなかできていなかった方は、まずは積立定期預金や財形貯蓄などの先取り貯蓄を始めましょう。
貯蓄分を先に分けておき、それから日頃の支出の見直しを行っていきます。貯蓄が習慣になっていき、お金に多少の余裕が生まれた段階でつみたてNISAやiDeCoを検討していくと良いでしょう。無理な積立を続ければ生活を圧迫するので続きません。
無くなっても日常生活に支障が出ない程度の無理のない金額からコツコツ貯めていきましょう。

お金の管理をもっと上手にできるようになりたい方や問題点を客観的に判断してほしい方はファイナンシャル・プランナーにご相談ください。
どのようにしたら無理なく貯蓄できるか、プロの目線で判断できます。記事内でも触れましたが、1人で貯蓄を継続しようとするのは難しいものです。
うまく周りを頼って、周りを巻き込んで貯蓄しやすい環境を整えていきましょう。

 

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もっと深く勉強していくことで新しい気づきが得られるはずです。

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この記事の監修者

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髙山 文徳

富山県小矢部市出身。
大学卒業後は大学で保育士、幼稚園教諭、介護福祉士を取得。10年間介護現場に就職する。
経済とは無縁で生きてた20代だったが、様々な事業に携わる中で、経済とお金について学び人生観が変わった事をきっかけに、大好きだった介護現場を卒業。
2019年、LIFE!company株式会社代表取締役に就任。

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