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初心者でも始めやすい「外貨預金」その仕組みやメリットとは?

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超低金利時代が続くいま、銀行にお金を預けてもほとんどお金が増えないのが現実です。
そんな中注目が集まっているのが「外貨預金」。円貨で資産を運用していくよりも高金利なため、効率的に資産を運用したい方に有効とされています。
とはいえ、「初心者がいきなり外貨運用できるの?」と不安に思う人も多いでしょう。
そこで今回は、外貨預金の基本知識とメリットなどを解説します。

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外貨預金てどんなもの?

外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨でお金を貯めることをいいます。
世界各国には、米ドルやユーロといったお馴染みの通貨から、ブラジルレアル、トルコリラなどあまり馴染みのない通貨まで、さまざまな通貨が存在します。

低金利が続く現在では、円預金で貯金をしても利息がほとんどつかないのが現状です。
しかし、外国の金利は日本よりも高く設定されていることが一般的のため、外国の通貨で預金する方が貰える金利が多くなるという魅力があります。

外貨預金の仕組み | 円預金の違いとは?

基本的な仕組みは一般的な円預金と同じです。お金を預けると、預け入れた通貨の元本がベースとなり、預けた期間によって金利を受け取る仕組みとなっています。
とはいえ、円預金と異なる点もあるため、仕組みを詳しく理解しておきましょう。

為替レートによって外貨預金の価値が変化する

為替レートとは、日本円と外貨を両替する際の交換比率のことをいいます。
外貨預金の大きな特徴といえるのは、円から外貨に交換、あるいは外貨から円に交換する際に、為替レートによって預金した通貨の価値が変化する点です。

為替レートは日々変化しているため、預け入れたときの為替レートよりも「円安」になると評価益を得られたり、「円高」になると損をしてしまうといったように、タイミングによって価値が変わります。

例えば、米ドルで外貨預金をスタートし、1ドル=100円の時に100万円(1万ドル)を預入れたとしましょう。
その後円安が進み、1ドル=110円になりました。この場合、預けた1万ドル=110万円になるため、このタイミングで預金の払い戻しをすると、10万円の利益を獲得できます。

※上記はあくまで説明のための一例であり、実際のお取引では為替手数料及び利息が発生します。

なお、外貨預金は対応している銀行で申し込みでき、希望の金額(円)を定時すると、外貨に換算されて預けられる仕組みとなっています。自分で両替する必要はありません。

為替手数料がかかる

外貨預金では、日本円から外貨を預け入れるときと、外貨を払い戻して円に戻すときに「為替手数料」が発生します。
この為替手数料は、為替レートに変動が無い場合でも発生するため、預け入れた時の円よりも、払い戻し字の円換算額が下回り、元本割れになる可能性もあります。
預金を払戻す際は、為替レートだけでなく、為替手数料や受け取れる金利も考慮しましょう。

元本割れのリスクがあることにも注意

円よりも高い金利を受け取れることや、為替変動によって利益を狙えることが魅力の外貨預金ですが、注意しておくべきこともあります。

それは、元本割れのリスクです。

外貨預金は、為替レートによって価値が変動するため、預け入れたときよりも円高になれば損をしてしまいます。
例えば、1米ドル=100円で預けた場合、円高が進み、円に戻すときに1米ドル=90円になっていれば、10円の損をしたことになります。

損をしないためには、「円高のときに預け入れる」「円高のときに払い戻す」ことが重要です。
日々の為替レートをこまめにチェックして、外貨預金の価値がいくらになっているか確認することが重要です。

外貨預金には2種類ある

外貨預金には、「外貨普通預金」と「外貨定期預金」の2種類があります。

それぞれの違いは以下のとおりです。

〈外貨普通預金〉

預金の出し入れが自由にできる預金です。普段使っている日本円の銀行口座をイメージしていただけるとわかりやすかもしれません。
満期という考え方がなく、一定の金利が満期まで継続するといったことはありません。
出し入れが自由で便利なかわりに、一般的に金利水準は外貨定期預金よりも低めに設定されています。

〈外貨定期預金〉

預入時に満期日が決まっていて、出し入れが自由にできない預金です。
原則万期までお金を引き出せないのと引き換えに、普通預金よりも高い金利が設定されています、預け入れた時の金利水準が満期日まで適用されることが一般的です。最低預入額や、預入期間は金融機関により異なります。

金利には「単利型」「複利型」がある

金利とは、金融機関に預けている金額に対し、金融機関から上乗せされる金額の割合のことをいいます。
もちろん金利が高ければ高いほど、預金者のメリットになります。
金利の種類として、複利型と単利型の2種類があります。

単利型

元本にのみ金利が発生します。

例えば100万円預けたとします。金利が10%の場合、1年で10万円利息がつくことになります。
2年目以降も元本である100万円に対してのみ利息が発生するため、毎年10万円の利息が発生することになります。
元本は増えない為、短期の場合や定期的に利息分を受け取って生活費等にあてたい場合に適しています。

〈複利型〉

元本とその利息を合算したものに金利が生じます。上記の例で言うと、1年目の利息は同じく10万円ですが、2年目は元本の100万円+1年目の利息分10万円=110万円に対して金利が生じるため、2年目の利息は11万円になります。
毎年利息が増えていくため、長期的にみるとはるかに利息が高くなるのです。特に長期の運用を考えている場合は、単利型と比べて確実に利益に差が出ます。

外貨預金が初心者にも始めやすい理由

外貨建ての金融商品には、外国株式や外国債券、外国投資信託などさまざまな種類がありますが、このうち知識や経験が浅い初心者の方でも始めやすいと言われているのが外貨預金です。

取り扱う金融機関が身近な銀行であることから、スタートのハードルが低く、商品の仕組みが比較的わかりやすいのも初心者には嬉しいポイントといえます。
また、外貨普通預金なら1通貨単位(米ドルの場合は1ドル)からのお預け入れが可能なため、まずは少額からのチャレンジも可能です。

為替の変動はニュースやインターネットなどで簡単に確認できるため、難しい操作などは必要ありません。
日頃の為替の値動きを見逃しにくいという安心感もあります。

外貨預金のメリット

外貨預金ならではのさまざまなメリットがあります。

メリット1:円預金より金利が高い

1番のメリットは高い金利が期待できることに尽きるでしょう。ではなぜ外貨預金の方が高いのでしょうか。
金利はその国の経済成長率(GDP)インフレ率予想など、様々な要因によって決まります。日本の経済規模は縮小傾向にあり、他の国と比べてインフレ予想もないことから、低金利が続いています。

一方で、先進国よりインフレ率が相対的に高いトルコリラや南アフリカランドは、高金利が続いています。
もちろん外貨預金の金利が全て高いわけではありませんので、始める際にはどこの外貨で預金するのか慎重に選びましょう。

メリット2:相場の変動による利益が得られる

預けたときよりも、払い戻したときの為替レートが円安になった場合、円で受け取れる金額が大きくなります。
こまめにレートをチェックして払い戻しのタイミングに注意しましょう。

メリット3:長期で安定的な運用ができる

長期的に見ると為替相場の変動は平準化されるため、変動は小さくなります。
大幅なリターンはないものの、安定した運用成果が期待できて初心者には特におすすめです。また、高金利通貨の場合、高い複利効果が期待できます。

メリット4:外貨預金連動カードで海外での買い物が便利&お得に

銀行によっては、外貨預金と連動したカードを発行しています。外貨普通預金口座のお金をそのまま渡航先での決済に使えるカードです。海外に渡航した際に外貨でカード決済したり、海外のATMで現地通貨を現金で引き出せたりと、現地通貨をあらかじめ準備ができとても便利です。

例えば海外に行く際、出発の直前に両替する場合がほとんどだと思います。
この時期に円安になってしまい、損した気分になりつつ両替したという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
あらかじめ積み立てておいた外貨預金があれば、円安の為替レートでわざわざ円を外貨に換える必要がなく、そのまま渡航先で使用できるのです。

【外貨預金連動カードの豆知識】

外貨預金連動カートには、以下のような種類があります。

〈デビットカード型〉

海外で使うと、代金が即座に日本にある外貨普通預金口座から引き落とされます。
口座の残高や利用金額がその場でわかる為、引き落としが翌月以降になるクレジットカードに比べて、資金管理しやすいメリットがあります。

〈プリペイドカード型〉

事前に外貨普通預金口座からお金をチャージ(入金)して利用します。
あらかじめ自身でチャージした金額の範囲内でしか使用できないため、財布の紐が緩みがちな海外でも予算オーバーを防げます。
カードの有効期限は5年が一般的。チャージした分を渡航先で使い切らなかった場合、当面使う予定がないなら残った分を元の外貨預金口座に戻すことも可能です。
無料で戻せるカードと手数料がかかるカードがあるので確認しておくことをおすすめします。

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外貨預金は長期運用がおすすめ

外貨預金は、円よりも金利が高く受け取れるほか、為替変動により利益を得られるメリットがありますが、かえって損失が出ることもあります。預金時期が決まっている場合は、払い戻し時に元本割れの可能性があるため、短期の運用はあまりおすすめできません。

はじめての外貨預金は、払い戻しのタイミングを図りやすいよう長期運用を視野に入れて、余裕のある資金で預け入れするようにしましょう。運用が不安な方は、まずは月々5,000円から10,000までの少額からスタートしてみるのもよいでしょう。
為替手数料や元本割れのリスクも踏まえておくことも重要です。

とはいえ、外貨預金は基本的な知識を覚えれば、比較的リスクも少なく運用しやすい魅力的な資産運用のひとつです。
将来に備えて資産運用を考えているけど何から始めたらいいのかわからない方、なるべく複雑なものは避けたい方は、外貨預金での資産運用をぜひ検討してみてください。

 

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この記事の監修者

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渋谷 和比古

3歳から12歳まで養護施設で育ち、家族が幸せであるためにはお金が必要との思いを強くする。
養護施設を出てからは不安定な生活が続き、お金の大切さを益々感じるようになる。 ファイナンシャルプランナーとして大手外資系保険会社に就職。一か月でトップセールスマンとなり、会社の歴代記録を塗り替える。現在は大手企業のクライアントも多く持ち、海外金融を含めた財務・会計サービスを日本のお客様に提供している。Earth’sGroup株式会社の代表を務める。

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